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  3. 診療実績

診療実績

診療実績 当院への患者さんの来院状況や様々な治療内容の病院の実態を示したものです。
QI指標 臨床指標(QI)とは、病院の機能や医療の経過や結果を数値として示したものです。
医療の質を表す指標のことであり、QI(Quality Indicator)とも呼ばれています。
DPC指標 診断群分類(DPC)とは、厚生労働省が定めた、病気別に手術・処置などの医療行為を組み合わせた分類手法のことです。

診療実績

1.外来

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
外来患者数 184,961 193,377 186,247 177,220
1日平均患者数 758.0 799.1 769.6 729.3
救急車台数 2,088 2,365 2,807 2,885

2.紹介

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
紹介患者数 12,345 12,900 13,251 13,504
紹介率 85.4% 86.2% 90.4% 93.9%
逆紹介患者数 13,725 13,816 14,963 14,528
逆紹介率 94.9% 92.3% 102.0% 101.0%

地域別 紹介割合

3.入院

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
年間新規入院患者数 11,062 12,101 12,419 12,571
1日平均患者数 410.0 408.6 399.5 398.7
病床利用率 87.6% 87.3% 85.4% 85.2%
平均在院日数 10.0 9.4 9.0 8.8
クリニカルパス※の実施件数 4,941 5,352 5,157 5,176

※クリニカルパスとは、治療や検査の標準的な経過を説明するため、入院中の予定をスケジュール表のようにまとめた入院診療計画書です。

4.手術件数・分娩・内視鏡件数

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
手術件数 4,494 4,738 4,624 4,704
うち全身麻酔件数 3,128 3,356 3,327 3,371
分娩件数 277 290 329 300
内視鏡件数 7,422 7,512 7,399 7,209

診療科別手術件数

5.当院のがん治療

  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
外来抗がん剤治療件数 2,878 3,169 3,773 3,900
入院抗がん剤治療件数 5,137 5,419 5,775 6,417
放射線治療件数 6,058 6,873 6,260 5,278
IMRT件数 - - - 719

※当院は、福岡県指定がん診療拠点病院として、がん治療に力を入れており、5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肝がん、肺がんを初め、専門医による幅広い領域でのがん治療に対応しています。
また、手術や抗がん剤を使用した薬物療法、放射線治療も多数行っており、放射線治療では、腫瘍部分のみに放射線を集中させるコンピューター技術を駆使した、IMRT(強度変調放射線療法)という治療法を導入しています。
血液病科では、悪性リンパ腫や白血病といった病気に対し、造血幹細胞移植を行っています。
詳細やその他の診療科の治療内容・実績は各診療科のページをご覧ください。

がん種別 抗がん剤治療件数

QI指標

計算方法
分子 「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問に満足と回答した外来・入院患者数
分母 患者満足度調査に回答した外来・入院患者数
指標の説明
当院の外来へ通院されている患者さん、入院中の患者さんへ当院に対する満足度のアンケート調査を行った結果です。より充実した医療サービスを提供するための重要な指針となります。

計算方法
分子 死亡退院患者数
分母 患者満足度調査に回答した外来・入院患者数
指標の説明
死亡退院率は低い方が良いとされますが、入院患者の重症度等が病院で異なるためあくまで目安の数値となります。

計算方法
分子 医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数
分母 入院延べ患者数
指標の説明
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化に よるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなリスク要因があります。転倒・ 転落を完全に予防することは困難ですが、その発生を可能な限り防ぐために、リスクを把握して予防に取り 組んでいます。
分母を入院延べ患者数、分子を医療安全管理室への転倒転落報告件数として計算しています。分子には、介助時および複数回の転倒・転落を含みますが、入院患者以外の 転倒・転落件数は除外しています。

計算方法
分子 調査期間における分母対象患者のうち、d2※以上の褥瘡の院内新規発生患者
分母 入院延べ患者数

※d2 Depth(深さ)を表す分類。d2は真皮までの損傷に区分される。
指標の説明
褥瘡(いわゆる床ずれ)は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者のQOL(生活の質)の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことにより、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。その為、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つにとらえられています。
当院はいわゆる床ずれと医療機器の使用中に圧迫され発生した創傷(医療関連機器圧迫創傷)も褥瘡に含め集計しております。

計算方法
分子 尿道留置カテーテルが挿入されている入院延べ患者数
分母 入院延べ患者数
指標の説明
尿路感染症は医療関連感染の約40%を占め、そのうち80%が尿道留置カテーテル器具の使用に起因しています。不必要に挿入されていないか確認するために、入院患者にどのくらい尿道留置カテーテルが使用されているかみています。

計算方法
分子 救急車で来院した患者数
分母 救急車受け入れ要請件数
指標の説明
救急受け入れ要請があったうち、当院で受け入れを行った割合です。救急医療の機能を測る指標となっています。

計算方法
分子 手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数
分母 特定術式の手術件数
指標の説明
手術1時間前に適切に抗菌薬を投与することで手術部位感染を予防できる可能性が高くなります。感染が予防できれば入院期間の延長や医療費の増大を防げます。当院における対象手術は大腸手術、人工関節(膝関節、股関節)手術、子宮全摘除術です。

計算方法
分子 術後24時間以内に予防的抗菌薬投与が停止された手術件数(冠動脈バイパス手術またはそのほかの心臓手術の場合48時間以内)
分母 特定術式の手術件数
指標の説明
手術後1時間前に適切に抗菌薬を投与することで手術部位の感染を予防できる可能性が高くなります。感染が予防できれば入院期間の延長や医療費の増大を防げます。また24時間を超えて投与しても効果に差はなく、長期間の投与はむしろ抗菌薬耐性菌の検出やそれらの耐性菌による術後感染のリスクが高くなります。当院における対象手術は大腸手術、人工関節(膝関節、股関節)手術、子宮全摘除術です。

計算方法
分子 退院後6週間以内の救急入院(救急医療入院)患者数
分母 退院患者数
指標の説明
退院後6週間以内に予定外の再入院となった患者の割合です。初回治療が不十分であったことも考えられますが、前回入院時の疾患と同一疾患での再入院とは限らないため因果関係の判断は難しい指標となっています。

計算方法
分子 分母のうち入院後2日以内にアスピリンが投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
アスピリンは血をサラサラにする薬で入院早期から使用することで、その後の治療をしやすくします。

計算方法
分子 分母のうち、退院時にアスピリンが投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
血をサラサラにするアスピリンを長期に内服することで心筋梗塞の再発を予防します。

計算方法
分子 分母のうち、退院時にβブロッカーが投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
β遮断薬(ブロッカー)は心臓を保護する薬で心筋梗塞後の心不全や不整脈を予防します。

計算方法
分子 分母のうち、退院時にスタチンが投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
スタチンは動脈硬化を予防し血管を保護する薬で、バイアスピリンとは違った機序で再発を予防します。

計算方法
分子 分母のうち、退院時にACE阻害剤(ACEI)もしくはアンギオテンシンⅡ受容体阻害剤(ARB)が投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
これらの薬は心臓保護作用があり、長期的に心不全の発症を予防する目的に用います。

計算方法
分子 分母のうち、ACE阻害剤(ACEI)もしくはアンギオテンシンⅡ受容体阻害剤(ARB)が投与された患者数
分母 急性心筋梗塞で入院した患者数
指標の説明
これらの薬は心臓保護作用があり、長期的に心不全の発症を予防する目的に用います。

計算方法
分子 分母のうち、来院後90分以内に手技を受けた患者数
分母 18歳以上の急性心筋梗塞でPCIを受けた患者数
指標の説明
急性心筋梗塞は心臓の栄養血管が詰まる病気で、できるだけ早く風船で広げる必要があります。早期に治療が可能であった場合です。

計算方法
分子 分母のうち、第2病日までに抗血栓療法を受けた患者数
分母 脳梗塞かTIAと診断された18歳以上の入院患者数
指標の説明
発症4.5時間以内でないと投与できない薬剤や、発症48時間以内の脳血栓症に有用でありその間の投与では出血性合併症が少ないと言われている薬剤があります。いずれも治療開始時間が早いほど良好な転帰が期待できると言われています。

計算方法
分子 分母のうち、退院時に抗血小板薬を処方された患者数
分母 脳梗塞かTIAと診断された18歳以上の入院患者数
指標の説明
非心原性脳梗塞の場合、抗血小板剤は脳梗塞の再発を有意に低減することが言われています。抗血小板剤内服の合併症として脳出血が挙げられますが、脳梗塞再発予防効果の方が脳出血発症率よりも高いと言われています。

計算方法
分子 分母のうち、退院時にスタチンが投与された患者数
分母 脳梗塞で入院した患者数
指標の説明
高コレステロール血症では脳梗塞の発症リスクが高くなると報告されています。そのため高脂血症治療薬であるスタチンが脳梗塞の発症予防には重要です。

計算方法
分子 分母のうち、退院時に抗凝固薬を処方された患者数
分母 脳梗塞かTIAと診断され、かつ心房細動と診断された18歳以上の入院患者数
指標の説明
心房細動は脳梗塞発症のリスクを2~7倍高くします。しかも大梗塞および転帰不良例が多いと言われています。抗凝固薬の内服により脳梗塞の再発を抑制します。

計算方法
分子 分母のうち、入院後早期(3日以内)に脳血管リハビリテーションが行われた患者数
分母 脳梗塞で入院した患者数
指標の説明
早期リハビリを開始することにより深部静脈血栓症や肺炎、廃用性筋委縮の予防が可能であり、機能転帰の改善、日常生活動作の獲得などに有効と言われています。

計算方法
分子 分母のうち、入院中に吸入抗炎症剤の処方を受けた患者数
分母 5歳以上の喘息患者のうち、喘息に関連した原因で入院した患者数
指標の説明
喘息急性期治療の基本であるステロイドは状態に応じて全身投与、吸入投与、あるいは併用投与を使い分けています。

計算方法
分子 分母のうち、入院中にステロイドの全身投与(静注・経口)を受けた患者数
分母 2歳~15歳の喘息患者のうち、喘息に関連した原因で入院した患者数
指標の説明
入院を要する喘息発作で、急性期治療で要となるステロイドを中心とした治療を行っています。

平成29年度 国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 公表している病院情報は、平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)中に当院を退院した患者さんのデータを集計の対象として作成していますが、集計対象の定義(集計対象外となるもの)は下記になります。
★また、集計時、患者数が10症例未満の項目は、個人情報保護等の観点より、-(ハイフン)表示とさせて頂いております。

〈集計対象外となるもの〉
・自費(お産等)や他の保険(自賠責保険、労災保険)等を使用し、医療保険を使用していない患者さん
・入院した後24時間以内に死亡した患者さん又は生後1週間以内に死亡した新生児
・臓器移植を受ける患者さん(当院では骨髄移植が該当します。)

【用語解説】
○病院指標 病院の様々な機能や診療の状況などを具体的に数値化し示したものです。病院指標を評価、分析することによって医療の質の向上を図っていきます。
○DPC Diagnosis Procedure Combinationの略で、『診断群分類』と訳されます。我が国で開発された手法であり、病気やけがの種類と手術や処置などの治療内容を組み合わせて分類する手法です。現在ではDPCを活用した包括評価制度として、保険診療の支払として用いられています。

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

退院患者さんの人数を年齢階級別(10 歳刻み)に集計しています。年齢は入院日の満年齢となります。

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 680 153 426 937 1,305 1,420 2,750 2,743 1,516 239
 当院は、地域支援病院として、地域の病院、診療所(クリニックを含む)の先生方からたくさんの紹介(外来患者さんの約90%が紹介)を受けて診療にあたっています。また、急性期総合病院として各種がん疾患・高齢の複合疾患を含め、幅広い疾患へ対応しており、様々な年代の患者さんの診療を行っています。
昨今の人口動態から60歳代以上の患者さんが多い傾向にありますが、30歳代から50歳代の患者さんが多いのも当院も特徴です。半数は婦人科疾患や出産など産婦人科の患者さんです。また、小児疾患では新生児から一般疾患、また救急診療も行っており、出産と合わせて10歳未満の患者さんも多く見られます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

診療科ごとに患者数上位5つの診断群分類(DPC)について集計しています。その他の対応疾患や治療実績等の詳細は、診療科のご案内の各診療科をご参照ください。
なお、診療科のご案内ページにある数値等は、当ページのDPCデータを用いた病院情報の公表内容とは、集計条件等違うため合わない場合があります。あらかじめご了承ください。
【項目・用語解説】
○DPCコード:診断群分類を表すコードです。病気やけがの種類と手術や処置などの治療内容によって分類されますので、同じ病気でも治療方法が違えばDPCコードは異ななる場合があります。
○名称:どのような病気やけがの種類なのか、手術や処置などの治療内容なのかを表します。
○平均在院日数(自院):当院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
○平均在院日数(全国):厚生労働省より公表されている平成29年度における全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
○転院率:該当する症例数の内、当院から他の病院に移って継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。
○平均年齢 当院に入院した患者さんの年齢の平均値です。
○患者用パス:クリニカルパスとは、特定の病気やけが、検査や治療ごとに作成された標準診療計画のことで、患者用パスとは、この計画を患者さん用にスケジュール表(パス表)にしたものです。治療時に患者さんにお渡ししています。

血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 149 17.54 16.48 0.00% 65.65
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 58 12.34 13.89 0.00% 63.36
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 50 39.85 40.97 0.00% 53.30
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり 26 13.54 10.60 0.00% 66.50
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 24 30.92 21.28 4.17% 73.58
 骨髄移植に積極的に対応するため、最上階に無菌病棟(41床)と一般血液病棟(29床)、合計70床の血液病棟を配置しています。1990年より造血幹細胞移植を開始し、年間50−60例の造血幹細胞移植を行い、2016年には移植総数1000例を突破、日本で有数の血液腫瘍センターです。日本骨髄バンクや臍帯血バンクの認定病院でもあり、九州一円からの移植ニーズに対応できる体制をとっています。最近は血縁HLA半合致(ハプロ)ドナーからの移植も増えています。移植の必要な患者さんへ、よりタイムリーに移植を提供できるよう、鋭意努力しています。悪性リンパ腫、白血病、骨髄異形成症候群、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)、多発性骨髄腫等の悪性疾患のみならず、各種貧血、再生不良性貧血、多血症、血小板減少性紫斑病、血小板増多症、血友病などの血液良性疾患も幅広く診療しています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 112 6.48 4.62 0.89% 66.46
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 83 4.72 3.03 3.61% 66.69
050050xx02030x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 48 7.79 10.41 2.08% 72.71
050050xx99130x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 39 6.95 5.91 10.26% 70.36
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 17.00 17.71 30.77% 80.62
 循環器内科は新病院移転後徐々に症例が増加傾向です。虚血性心臓病(急性心筋梗塞、狭心症)、心不全、不整脈で全体の約8割を占めます。虚血性心臓病、心不全ともに全国平均より在院日数がやや長い傾向にあります。理由としては、1)冠動脈に複数の狭窄があり2回以上に分けて行う症例数が一定数あるため、2)他の科からの紹介で転科して治療を行う症例があるため、等が挙げられます。心不全はご高齢の方が多く、症状が軽快しても自宅退院が難しく、リハビリ目的の転院の方が多くいらっしゃいます。その他、心臓弁膜症、動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、深部静脈血栓症、睡眠無呼吸症候群など幅広く診療しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
短手3(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術2cm未満) 226 2.29 - 0.00% 64.05
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 32 7.19 7.87 0.00% 65.13
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 24 9.04 8.73 0.00% 66.38
短手3(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術2cm以上) 24 3.17 - 0.00% 65.96
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 9.38 8.98 5.88% 67.47
 消化器内科では、食道から大腸までの消化管に関係した疾患の診療を行なっています。消化器内科に入院される患者さんは、大腸ポリープに対する内視鏡治療を受ける方が最も多く、全体のおおよそ半数を占めています。続いて、食道、胃、大腸の早期がんの患者さんが多く、年間約60名の方に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれる内視鏡治療を行なっています。最近では、高齢化に伴い憩室出血や憩室炎等の大腸憩室疾患が増加の傾向にあり、抗血栓薬を内服される方が増えたこともあって、特に憩室出血の患者さんが増えています。それ以外には、消化管の進行がん、出血性胃十二指腸潰瘍、腸閉塞、虚血性腸炎、炎症性腸疾患など、消化管に関連した様々な患者さんの診療を行なっています。
肝臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 33 11.48 11.44 6.06% 72.21
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 7.97 9.90 3.13% 69.41
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 12.54 13.04 0.00% 71.75
060050xx99x30x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 23 13.61 10.07 4.35% 75.74
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 13.19 11.50 6.25% 62.75
① 肝癌に肝動脈塞栓術を行った症例の数です。肝臓癌につながっている血管にカテーテルを使って抗癌剤を入れて血管を詰める治療です。肝臓に大きな癌がある方やたくさん癌があるかたに行う治療です。
肝細胞癌を予防するうえで大変重要な治療です。
② 肝癌や胆管癌などの診断や症状のコントロールを行った症例数です。
③ 肝硬変で入院した症例の数です。肝硬変のため黄疸がひどくなった症例、お腹に水がたまった症例、毒素が頭にまわって意識の状態が悪くなった症例を治療しました。
④ 進行した肝癌に対して、肝臓の中にカテーテルを埋め込み、持続して抗癌剤治療をした症例の数です。
⑤ 急性膵炎の緊急入院した症例の数です。胆石やお酒の飲みすぎで突然お腹が痛くなります。重症の場合は命に関わることもありますので、集中治療室で治療することもあります。
肝癌に対しては、このほか経皮的ラジオ波焼灼療法、定位放射線療法、分子標的薬治療等を、病状や癌の進行度、全身の状態に応じて行っています。
B型慢性肝炎やC形慢性肝炎の抗ウイルス療法や自己免疫性肝炎の免疫抑制療法も多数行っています。
また、急性肝炎、胆嚢炎・胆管炎・胆石症と肝臓・胆管・膵臓の疾患を幅広く治療を行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 80 3.26 3.59 0.00% 68.04
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 58 18.40 19.65 15.52% 71.71
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 48 15.08 11.99 4.17% 67.35
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 32 9.13 11.75 3.13% 73.66
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 8.12 14.60 20.00% 67.88
 入院数で最も多い疾患は肺癌です。呼吸器外科、放射線科、緩和医療内科と連携を取りながら診療にあたっています。肺癌に関連した検査の中で気管支鏡は基本的に1泊2日の入院で行っています。その他の検査は一般的に外来で行いますが、病状に応じて入院精査を行う場合もあります。化学療法は初回導入時は入院で行いますが、2回目以降は外来化学療法を選択する事も可能です。肺癌以外の呼吸器疾患一般についても診療を行っています。
内分泌代謝科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし85歳未満 53 14.32 11.16 0.00% 55.49
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし85歳未満 26 12.04 14.27 0.00% 62.85
100071xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし85歳未満 15 12.33 12.07 0.00% 66.27
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり85歳未満 14 11.29 12.49 0.00% 66.21
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病あり85歳未満 14 18.21 15.63 14.29% 68.50
 当院には糖尿病専門医に加え、糖尿病療養指導士、認定看護師が在籍しており、看護師、管理栄養士、薬剤師、検査部、リハビリテーションと相互に連携を取りながらチームで医療を行っています。糖尿病教育は一週間のコースで行っています。また、他の専門診療科と連携を取って、合併症の予防・診断・治療を行っています。その中でも足壊疽や蜂窩織炎などの足病変の治療は形成外科、皮膚科、循環器科と連携をとりながら行っています。同時に当科では、バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患、副腎、下垂体疾患に対しても治療、検査を行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 13.84 12.23 0.00% 69.96
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 14 4.29 8.97 0.00% 63.07
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 定義副傷病なし 14 9.00 7.35 0.00% 39.57
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 11 26.00 22.12 0.00% 68.27
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 10 13.00 14.55 0.00% 65.40
 慢性腎炎やネフローゼ症候群の患者さんに対して診断をつけるための腎生検入院、またこれらの疾患に対してステロイド療法や免疫抑制剤を使用した治療のための入院、慢性腎臓病患者さんへの教育入院を行っています。もちろん腎不全が進行した方へのシャント手術や腹膜透析カテーテル挿入術、維持透析導入も行っており、腎炎から末期腎不全まで、広く腎疾患を診ています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 18.64 18.66 14.29% 73.86
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 5.79 6.32 5.26% 48.53
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 15 20.27 16.95 13.33% 60.87
010160xx99x10x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし 12 11.75 20.55 16.67% 76.33
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし 10 5.60 6.28 0.00% 72.60
平成29年度入院患者数248例。脳梗塞を含む脳血管疾患(計42例)、脳神経外科、放射線科と院内で連携を、福岡医師会地域連携パスも導入し、地域の病院や診療所と連携して診療にあたっています。またパーキンソン病(43例)、てんかん(19例)、CIDP(14例)、筋萎縮性側索硬化症(11例)、重症筋無力症(9例)、多系統萎縮症(8例)、多発性硬化症(5例)、ギランバレー症候群(3例)、 など幅広く神経内科疾患の診断と治療にあたっています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 39 4.26 5.15 0.02% 65.82
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病なし 22 1.14 2.66 0.00% 31.00
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 3.42 7.34 14.29% 72.71
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし - - - - -
 救急科は救急外来受診患者の初期診断・治療を行っています。通常は各専門診療科へ治療を引継ぎますが、短期入院が見込まれるケースは救急科での入院治療で完結となります。入院中専門診療科の外来へコンサルトを行う事もあります。軽症入院であっても、重症疾患の見落としがないか慎重に検査・加療を行っています。
感染症内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 17 10.47 12.34 5.88% 66.24
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - - - -
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし - - - - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - - - -
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア1 - - - - -
 感染症内科では、尿路系、呼吸器系、消化器系感染症の患者様の入院治療が多くなっています。また、皮膚感染症、深部膿瘍、骨髄炎、更には全身性感染症である敗血症などの感染性疾患の治療も行っています。他の診療科からの不明熱や感染症診断・治療についてのコンサルトも受け、連携しながら診療を行っています。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 135 5.64 4.49 0.02% 56.64
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 116 5.15 4.38 0.00% 69.59
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 定義副傷病なし 96 4.75 4.38 0.00% 71.10
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 定義副傷病なし 83 4.73 4.47 0.00% 70.04
03001xxx99x7xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 82 6.37 8.87 1.22% 69.32
 消化器癌、乳癌、頭頸部癌、原発不明癌などを中心に、ガイドラインに基づいて化学療法の治療を行っています。また、外来化学療法室(15床)を配置し、外来化学療法にも積極的に取り組んでいます。がんに携わる他の診療科や放射線治療科、緩和医療内科が患者さんの情報を共有し、悪性腫瘍に対して総合的に治療を行っています。
緩和医療内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x00x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 2.7 10.28 0.00% 87.40
090010xx99x00x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
130030xx99x01x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり - - - - -
 当院で治療を受けている悪性腫瘍の患者さんに対して、緩和ケアを提供しています。緩和医療内科医師、看護師(緩和ケア認定看護師含む)、薬剤師、管理栄養士、臨床心理士などの多職種が協働して、つらい症状の緩和や日常生活の支援、精神的なケアに努めています。患者さんが「つらさ少なく、心地よくすごせること」「ご自分らしい時間を持つこと」を、治療・ケアの目標としています。がん治療の主治医やその他の院内の専門科医師とも相談しながら診療を行います。また地域の訪問診療や訪問看護、緩和ケア病棟などとも連携が可能です。
リウマチ・膠原病科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 39 22.77 17.16 5.13% 56.00
070470xx99x5xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等25あり 22 3.64 6.71 4.55% 75.55
070470xx99x6xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等26あり 12 2.17 2.90 0.00% 76.50
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし 11 19.09 13.72 0.00% 67.27
070560xx99x6xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等26あり - - - - -
 関節リウマチや、膠原病(全身性エリテマトーデス(SLE)や強皮症などの「古典的膠原病」、ベーチェット病、シェーグレン症候群などの「膠原病類縁疾患」、その他血管炎症候群など)の患者さんの診断・治療を幅広く行っています。症例数は福岡市内の病院でも有数です。関節リウマチの治療はMTXを中心とした基本的治療および生物学的製剤・JAK阻害剤など最新の治療の提供を心掛けています。その他のリウマチ性疾患・膠原病に関しても、ステロイドや免疫抑制剤による治療を基本として、難治性の症例では生物学的製剤等の新規治療を導入しています。リウマチ・膠原病は全身疾患であり肺・心臓・腎臓など全身の臓器に障害を来たす場合が少なくありません。他の専門診療科とも連携し患者さんに満足して頂けるよう治療を行っています。リウマチ科で直接手術を行うことはありませんが、関節リウマチで人工関節置換等の手術療法が必要な場合は、整形外科に手術を依頼しています。
手術前後の管理・合併症の評価などリウマチ科と整形外科で密な連携をとって診療を行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 92 7.09 6.03 1.09% 1.61
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 65 8.14 5.70 0.00% 2.51
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 63 7.08 5.94 0.00% 1.00
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 62 5.32 6.18 6.45% 0.00
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 51 6.59 6.32 0.00% 3.35
 小児期に多い、気道感染症や喘息発作の患者さんを多く治療しています。また、産科と連携し当院出生の新生児にも対応しており、呼吸管理のいらない新生児治療を行っています。神経・内分泌・循環器と専門外来もおこなっています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 71 14.96 12.35 4.23% 68.55
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 10.18 10.04 0.00% 42.36
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 - - - - -
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
040220xx97x0xx 横隔膜腫瘍・横隔膜疾患(新生児を含む。) 手術あり 手術・処置等2なし - - - - -
 呼吸器外科は、肺癌をはじめとする胸部領域の治療を中心に行っております。特に肺癌、転移性肺腫瘍など肺の悪性腫瘍に対する手術を多く行っています。その他、肺の良性腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸などの疾患にも幅広く治療(手術)を行っています。当院では大部分の手術を胸腔鏡下または胸腔鏡補助下に手術を行っています。特に肺癌に対しては、5cm前後の小開胸創と12mmのカメラポートのみで行うHybrid VATS(ハイブリッドバッツ)という方法で通常の肺葉手術を初め、癌の根治性と肺機能温存を両立することを目指した肺区域切除術にも積極的に対応しています。自然気胸については、ほぼすべての症例を胸腔鏡下に行い、術後早期退院を実現しています。また縦隔腫瘍については人工気胸という方法で胸腔内の視野を確保し、完全胸腔鏡下であらゆる部位の手術に対応しています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 59 7.53 7.40 1.69% 59.75
短手3(腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(15歳以上)) 47 5.68 - 0.00% 68.66
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 18.02 15.61 9.09% 69.48
060040xx02x00x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 19.48 17.49 3.23% 65.32
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 9.22 10.61 3.70% 72.41
 複数名の消化器外科学会の専門医・指導医を中心に、多くの消化器癌の治療を行っています。食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌の治療では、消化器科や腫瘍内科・放射線科などと連携し、内視鏡治療や化学療法・放射線療法も組み合わせ患者さんに最適な治療を提供できるよう努めています。癌を含め多くの疾患に対して低侵襲の腹腔鏡手術を行うことで、患者さんの負担を軽減しています。胆石症をはじめとする肝胆膵疾患に対しては、ERCPによる精査と切石・ステント留置などと、腹腔鏡下胆嚢摘出や癌に対する開腹手術を行っています。超高齢者や各種の基礎疾患・合併症を持つ患者さんにも、院内の各科専門医と連携し合併症の少なく根治性の高い医療を目指しています。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし 72 10.54 10.15 0.00% 59.88
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 46 7.24 6.37 2.17% 55.80
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 26 2.00 5.96 0.00% 49.46
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 25 12.36 11.45 0.00% 59.72
短手3(乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満)) 11 2.18 - 0.00% 36.91
 当院は検診から診断、手術、乳房再建、化学療法、放射線療法、緩和医療とシームレスに対応できる数少ない医療機関です。乳房の悪性・良性腫瘍、甲状腺の悪性・良性腫瘍を中心に対応しており、特に乳房の悪性腫瘍に対する治療が多くなっています。また、乳房再建も増加しており、形成外科とも連携し治療にあたっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 110 25.10 25.09 36.36% 75.25
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 93 26.68 23.14 21.51% 67.28
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 58 20.07 27.09 96.55% 82.33
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 31 15.58 11.41 0.00% 50.03
070230xx02xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 骨穿孔術等 26 32.85 28.50 15.38% 63.81
 整形外科疾患の中でも、関節外科、外傷、関節リウマチに重点をおいて診療を行っております。治療選択肢(薬物治療、手術、リハビリなど)を慎重に検討した上で、最善の治療を提供できるように日々努力しています。手術においては、近年手術材料や手技が大きく進歩しており、最善の治療を目指しています。また、慢性疼痛、関節リウマチや、骨粗鬆症においては、近年薬物治療が大きく進歩しており、こちらも最新の治療を提供しています。他科、あるいは、市内外の医療機関と密接に連携をとりながら、患者さんの1日でも早い回復、社会復帰に努めています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 17 15.71 16.38 82.35% 72.59
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 17.38 19.10 69.23% 69.85
100260xx9700xx 下垂体機能亢進症 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 17.08 17.11 8.33% 46.85
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 5.33 7.34 25.00% 61.17
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 11 3.27 3.14 0.00% 62.82
 脳神経外科全般に対して対応していますが、下垂体腫瘍の患者さんを多くご紹介いただいており、治療にあたっています。また、脳動脈瘤や他の脳血管の疾患に対しても、脳神経センターとして、神経内科や救急科、放射線科と連携し多数、診断・治療を行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 43 2.33 6.45 0.00% 49.72
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 28 3.14 4.86 0.00% 43.32
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 20 2.55 3.29 0.00% 68.40
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 16 4.38 5.60 0.00% 25.50
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 14 4.43 5.80 0.00% 54.93
 形成外科の対象疾患は幅広く、病気やけがによるものや、生まれつきの整容的な問題に対して対応しております。また、形成外科単独の治療ではなく、他の外科系診療科との合同手術も年々増加しており、乳癌切除後の乳房再建術や頭頸部癌の切除後の再建術等、多くの手術を形成外科で執刀しています。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 60 7.97 9.75 0.00% 35.93
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 26 8.19 9.67 0.00% 32.15
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 23 16.00 20.41 13.04% 29.00
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 17 7.71 6.70 0.00% 34.18
120160xx99xxxx 妊娠高血圧症候群関連疾患 手術なし - - - - -
 周産期専門医を中心としたチーム診療により、妊娠初期から分娩、そして産褥期疾患まで、救急疾患を含めて総合的に対応しています。助産師が中心となって分娩を取り扱う助産師外来・院内助産を、他の施設に先駆けて開設しており、診療実績をあげています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 160 6.98 6.28 0.00% 41.27
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 146 6.73 6.37 0.00% 37.50
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 136 9.91 9.91 0.00% 42.65
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 124 3.81 3.05 0.00% 39.73
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等 定義副傷病なし 101 7.08 7.70 0.00% 38.46
 良性腫瘍に対しては積極的に腹腔鏡下手術を施行しており、全国でも有数の症例数を誇っています。不妊症患者さんには体外受精まで行っています。悪性腫瘍に対して、放射線科や腫瘍内科・緩和医療内科と連携して幅広くかつ専門的な診療を行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
短手3(水晶体再建術・眼内レンズ挿入・その他・片側) 118 4.58 - 0.00% 71.23
短手3(水晶体再建術・眼内レンズ挿入・その他・両側) 60 5.92 - 0.00% 74.85
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 10 2.70 3.29 0.00% 73.50
020200xx99x4xx 黄斑、後極変性 手術なし 手術・処置等24あり - - - - -
020200xx9711xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり - - - - -
 眼科領域の疾患に対して幅広く治療を行っています。特徴としては、目の疾患だけでなく他の病気もあわせもった患者さんも多く、他の専門診療科と連携し治療にあたっています。また、緑内障や網膜硝子体の疾患の患者さんも多く、手術や他の治療法(薬物等)やレーザー治療も行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 122 8.71 8.01 0.00% 23.65
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 95 7.49 8.90 0.00% 44.80
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 79 8.32 7.23 1.27% 53.46
030428xxxxxxxx 突発性難聴 78 7.01 9.18 1.28% 56.71
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 57 6.18 5.48 1.75% 41.28
 耳・鼻・のどと耳鼻咽喉科疾患の全般に対応しており、多数のご紹介をいただき、治療にあたっています。患者さんの数では、件数としては扁桃の患者さんが多く来院されていますが、耳疾患の患者さんが多いのが当院の特徴の一つです。手術だけでなく純音聴力検査に加えて語音聴力検査やABR(聴性脳幹反応検査)などをもちいた専門的な検査など幅広く対応しております。鼻副鼻腔手術は慢性副鼻腔炎の症例のみでも79件の診療実績があり、加えてアレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術や鼻中隔湾曲の矯正術などの鼻閉に対する手術、鼻副鼻腔腫瘍の手術も行っています。内視鏡下鼻副鼻腔手術は、ナビゲーションシステムを用いてより安全な手術を行っています。
頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 45 7.60 7.58 0.00% 53.89
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 19.18 13.70 0.00% 68.86
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 22 75.86 37.90 4.55% 65.14
03001xxx97x00x 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 6.67 9.88 0.00% 71.83
03001xxx99x4xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり - - - - -
 悪性腫瘍を含めた頭頸部腫瘍の治療に対応しており、多数のご紹介をいただき、治療にあたっています。良性腫瘍においては唾液腺(耳下腺、顎下腺)の手術症例では福岡県でも有数の症例数となっています。悪性腫瘍(頭頸部外科領域の癌や悪性リンパ腫)の治療にも対応しており、放射線治療科、腫瘍内科、血液内科、形成外科などと連携して集学的治療を行っています。腫瘍内科で治療を受けている患者さんを含めると、頭頚部癌の治療実績は福岡県でも大学やがんセンターに次ぐ症例数となっています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 106 9.41 8.95 1.89% 65.32
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 51 2.49 4.14 0.00% 52.71
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 23 13.09 11.73 8.70% 65.39
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし 13 23.23 10.89 0.00% 59.46
080190xxxxxxxx 脱毛症 12 3.92 3.60 0.00% 47.67
 皮膚の細菌・ウイルス感染症や薬疹など、急を要する皮膚疾患の入院治療に対応しております。皮膚や皮下腫瘍に対する治療の患者さんが多くいらっしゃいます。また、悪性腫瘍にも対応しており、その診断から切除、および植皮や局所皮弁などで再建を行います(必要に応じて形成外科などの診療科と連携し治療にあたります)。院内の他診療科で治療中の患者さんの皮膚トラブルにも積極的に対応しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
短手3(前立腺針生検法) 56 3.20 - 0.00% 68.93
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 定義副傷病なし 49 3.33 5.17 0.00% 62.14
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 32 7.44 7.31 0.00% 75.41
110080xx9906xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 11 4.09 4.18 0.00% 70.45
130070xx99x00x 白血球疾患(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 4.45 8.79 0.00% 64.18
 泌尿器全般の疾患に対応していますが、前立腺癌や膀胱癌、腎癌などの悪性腫瘍の患者さんが多くいらっしゃいます。また、他の診療科での治療中の患者さんの、尿器系疾患も多く治療にあたっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

日本で現在最も罹患数の多い5つの癌を5 大癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)と呼び、その患者数を初発の UICC 病期分類別、および再発に分けて集計しています。
平成29年度中に退院した延患者数となっております。つまり、集計対象期間中に複数回癌治療のため入院された患者さんは、入院された回数分をカウントしています。

【項目・用語解説】
○UICC病期分類:国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ 節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3つの要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末 期)の4病期(ステージ)に分類するものです。初発の不明の患者さんは上記①②③のいずれか、又は複数が未検査などにより確定していないため、病期(ステージ)分類ができなかったものです。
○版数:今回使用したUICC TNM分類の第7版を使用したことを意味します。

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 57 30 2 55 5 96 1 7
大腸癌 46 119 183 146 53 454 1 7
乳癌 80 118 41 47 42 144 1 7
肺癌 48 9 43 86 49 172 1 7
肝癌 9 18 8 11 3 100 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 当院は、福岡県指定がん診療拠点病院として、上記5大癌を含むほぼすべての臓器癌に対し、外科的治療、内科的治療(化学療法)、放射線療法、緩和ケア等、ガイドラインに基づいて総合的に治療を行っています。
 外科的治療では、体腔鏡(腹腔鏡や胸腔鏡など)を使った手術を積極的に取り入れ治療を行っています。
 内科的治療では、早期癌には内視鏡を使った治療を、化学療法は、殺細胞性抗がん剤治療や、分子標的薬治療、免疫チェックポイント阻害剤による治療を最新の知見に基づいて行っています。
 放射線治療では、最新の機器を導入し治療にあたっています。
 緩和ケアでは、専門医と専門看護師、薬剤師、心理療法士などで緩和ケアチームとして活動すると共に、入院診療を行っています。

☆上記平成29年度患者数では、病気分類Stag Ⅲ、Ⅳや再発症例が多くなっていますが、当院で診断から治療を行った患者さんの他に、他の病院やクリニック(診療所含む)で、診断時に進行した病期状態(Stag Ⅲ~Ⅳ)で当院にご紹介頂いた場合や治療を終えて、再発した患者さんをご紹介頂いた場合等様々な病期の患者さんをご紹介頂き治療にあたっています。また、進行した病期や再発の患者さんの治療では、入院治療を必要としたり、繰り返したりすることがあり、患者数の集計にも延べ人数ですので影響しています。上文のとおり、当院では検診から診断、治療、緩和と、どの病期の患者さんも、再発患者さんも総合的にがん治療にあたっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

成人の市中肺炎(普段の社会生活を送っている中でかかる肺炎)の患者さんの人数を重症度(成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類(A-DROP)システム)別に集計しています。

【項目・用語解説】
○平均在院日数:病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
○平均年齢:当院に入院した患者さんの年齢の平均値です。

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 30 10.73 54.63
中等症 93 12.97 75.22
重症 23 21.22 82.09
超重症 3 26.67 80.33
不明 - - -
 市中肺炎の治療は主に呼吸器内科が担当していますが、基礎疾患(もともと持ち合わせている病気)がある患者さんでは他の内科系診療科と連携し、治療を行っています。また、総合診療科、感染症内科も有しており、幅広い診療科で治療を行っています。
軽症者に関しては通常は外来治療を行いますが、基礎疾患がある場合は重症化するリスクもあり、必要に応じて入院治療を行っています。重症度2の中等症以上の患者さんでは基本的に入院治療を行っていますが、年齢とともに重症度も増し、入院期間も長くなる傾向がみられます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

脳梗塞の分類にあたる患者さんを発症日から入院日までを、『3日以内』と『その他』に分けて集計しています。

【項目・用語解説】
○平均在院日数:病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
○平均年齢:当院に入院した患者さんの年齢の平均値です。
○転院率:該当する患者数の内、当院から他の病院に移って(転院)し、治療を行った患者さんの割合です。

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 80 18.40 75.89 53.19%
その他 14 15.43 75.00 7.45%
 緊急入院、急性期治療で約20日当院入院後、4割が回復期リハビリ病院に転院となります。速やかな回復期リハビリの開始が脳梗塞の後遺症を軽減につながることから、リハビリ病院との連携を図っています。
 また、脳梗塞をはじめとする脳血管疾患に対して、脳神経センター(脳神経外科、神経内科)は救急センターと連携し、オンコールにて24時間体制であたり、適応患者さんにはrtPA(血栓溶解剤)療法や外科的治療等急性期治療にあたっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

 診療科ごとの手術について症例数上位5つを集計していますが、一入院中に複数の手術を受けられた患者さんは、主たる手術での集計となっています。また、軽微(簡単)な手術、輸血は除外しています。
その他の対応疾患や治療実績等の詳細は、診療科のご案内の各診療科をご参照ください。
なお、診療科のご案内ページにある数値等は、当ページのDPCデータを用いた病院情報の公表内容とは、集計条件等違うため合わない場合があります。あらかじめご了承ください。

【項目・用語解説】
○Kコード:診療報酬請求で用いられている手術術式の点数表コードです。
○名称:診療報酬請求で用いられている手術術式の名称です。
○平均術前日数:入院日から手術日までの日数の平均です。
○平均術後日数:手術日から退院日までの日数の平均です。
○転院率:該当する症例数の内、当院から他の病院に移って継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。
○患者用パス:パス(クリニカルパス)とは、特定の病気やけが、検査や治療ごとに作成された標準診療計画のことで、患者用パスとは、この計画を患者さん用にスケジュール表(パス表)にしたものです。治療時に患者さんにお渡ししています。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 125 3.02 4.11 0.80% 68.46
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 42 1.86 3.57 2.38% 67.33
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 18 2.56 6.67 0.00% 70.22
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 13 2.08 2.85 0.00% 65.77
K597-2 ペースメーカー交換術 12 3.08 7.67 16.67% 84.42
 浜の町病院循環器内科は内科ではありますが、カテーテル治療など内科的手術を数多く行っています。最も多いのは心筋梗塞、狭心症などに対して、心臓の栄養血管である冠動脈の狭窄を風船や金属の筒であるステントで拡張する治療です。その他に、足の血管が動脈硬化で狭窄した場合も、風船治療やステント治療を行っています。また、脈が速くなるタイプの不整脈にはカテーテル手術であるカテーテルアブレーションを、脈が遅くなるタイプの不整脈に対してはペースメーカー手術を行なっています。そのほかに、足の静脈に血栓が出来た場合にその血栓が飛んで行って肺の動脈につまらないように(いわゆるエコノミークラス症候群のことです)、金属の傘であるフィルター(下大静脈フィルターといいます)留置術を行なっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 230 0.11 1.25 0.00% 64.12
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 25 1.16 7.00 0.00% 65.64
K654 内視鏡的消化管止血術 25 0.32 9.40 0.00% 67.60
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 25 0.16 2.60 0.00% 66.96
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 16 0.94 5.44 0.00% 66.44
 消化器内科では内視鏡を用いた低侵襲な手術を多く行なっています。最も多いのは大腸ポリープ切除です。小さなポリープは1泊2日、大きなポリープや出血リスクの高い患者さんの場合には2泊3日の入院で治療を行っています。食道、胃、大腸のがんは、早期で見つかれば内視鏡で治療することが可能で、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれる手法を用いて、年間約60名の方に行なっています。出血性胃十二指腸潰瘍や大腸憩室出血といった消化管からの出血を起こす疾患に対しては、内視鏡での止血術を行なっています。その他、がんなどによる消化管の狭窄に対し、バルーン拡張術やステント留置術を行なっています。
肝臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 32 2.59 8.59 3.13% 72.94
K697-31ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内のもの)(その他のもの) 10 1.20 5.50 0.00% 72.90
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
K697-32ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cmを超えるもの)(その他のもの) - - - - -
① 足の付け根の動脈からカテーテルを挿入し、肝臓の中の癌に栄養や酸素を送っている動脈まで進めます。そこから抗癌剤や血管を塞ぐ薬を注入して癌を「兵糧攻め」にして壊死させる治療法です。比較的負担少なく、大きな癌や数が多い癌を治療することができます。
② 超音波で見ながら電極がついた細い針を皮膚を通して肝臓にある癌の中心に刺して、ラジオ波という電流を流して癌を壊死させる治療法です。
2cm以内の癌に対する治療件数が記載されていますが、2cm以上の癌にも行っています。負担少なく確実に治療することができます。
その他、腹水を取り出して濃縮し点滴で体に戻す、腹水濾過濃縮再静注法、内視鏡(胃カメラ)で出血している静脈瘤や出血しそうな静脈瘤を治療する食道静脈瘤結紮術などの手術を行っています。
手術の症例は治療の前の日に入院していただいていますが、お腹に水がたまっている症例、血糖が非常に高い症例など、全身の状態が良くない症例は数日前に入院していただいて体の状態を良くしてから治療を行っていますので、平均術前日数は1日を超えています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 16 6.81 15.38 6.25% 67.31
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
K6072 血管結紮術(その他) - - - - -
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
 当院の内シャント設置術は、手術から抜糸まで、2週間のパスで行っています。H29年度は32例のシャント関連手術を施行しました。K616-4の経皮的内シャント拡張術は、カテーテルを用いて狭窄したシャントを拡張させる治療ですが、通常は外来で行っています(本年度は65例)。腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術は今年度3例施行しました。また、数字には上がっておりませんが動脈表在化や長期留置カテーテル挿入術も行っています。
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 102 1.12 5.70 0.00% 67.80
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 13 4.15 7.69 0.00% 66.54
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 13 4.15 5.00 7.69% 68.38
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
 抗がん剤治療行う上で、胸の上部(皮下)に薬剤の注入用のポートを埋め込んで行っています。その埋め込み手術が多くなっています。また、がんが進行していく中で、腹水や胸水が溜まってくる場合は、腹水や胸水を抜き、濃縮処理をした腹水や胸水を体内に戻す治療があります。尿路系の合併症も多く見られ、尿管の拡張手術やステント留置手術も多く行っています。外科処置(手術等)は、専門の外科系診療科の医師が担当する場合があります。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術 11 1.45 3.91 0.00% 1.09
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) - - - - -
K745 肛門周囲膿瘍切開術 - - - - -
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) - - - - -
  急性中耳炎の患者さんで、鼓膜切開手術が多くなっています。こちらは耳鼻咽喉科の医師が手術を担当いたします。また、産科と連携し分娩時に立ち合いが必要な場合は、赤ちゃんの処置を行います。このような蘇生術も、診療報酬上は手術として取り扱います。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 27 2.89 33.56 3.70% 69.85
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 21 1.81 8.98 0.00% 65.71
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 14 1.57 14.29 7.14% 69.93
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 12 3.58 5.50 0.00% 41.50
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 - - - - -
 最も症例の多い肺癌については、胸腔鏡を用いて、肋骨切離を伴わない低侵襲手術を行っています。術式内容では標準術式である肺葉切除だけではなく、適応基準を満たせば、肺機能温存と癌の根治性を両立させて肺区域切除術を積極的に導入しています。当院では12mmのカメラポートから行う鏡視下手術と5cm前後の小開胸創から行う直視下手術を融合させたHybrid VATS(ハイブリッドバッツ)という低侵襲手術で気管支形成や複雑区域切除などの高難易度手術まで対応しています。また自然気胸などの良性疾患に対しては胸腔鏡下のみで行う手術を多く行っています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 74 2.11 5.30 1.35% 59.11
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 57 3.88 15.09 5.26% 70.07
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 49 1.00 3.69 0.00% 69.33
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 32 3.22 21.69 3.13% 65.06
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 25 2.84 14.84 8.00% 66.64
 大腸癌、特に直腸癌の手術例が徐々に増加しています。ISRや超低位前方切除により自然肛門の温存に努めていますが、進行癌に対しては側方郭清や他臓器合併切除を行い局所再発の減少を目指しています。2名の内視鏡外科技術認定医を中心に、大腸癌の90%以上を内視鏡手術で施行しています。胃癌に対しては、幽門側胃切除のみならず噴門側胃切除や胃全摘も、100%近くで腹腔鏡下に切除再建とリンパ節郭清を行っています。鼠径ヘルニアや臍ヘルニアなどの腹壁の疾患に対しても、腹腔鏡手術が増加し症例数も増加傾向です。虫垂炎、腸閉塞などの緊急手術も可能な限り腹腔鏡手術で行い、満足できる術後成績を収めています。
乳腺・内分泌外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 64 1.00 8.50 0.00% 60.50
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 47 1.00 5.32 2.13% 55.70
K474-3 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術 25 0.00 1.00 0.00% 48.56
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 20 1.05 10.85 0.00% 61.15
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) 11 0.09 1.09 0.00% 36.91
 乳房の悪性腫瘍に対する手術が多く160例をこえています。また、乳房切除を行った症例には形成外科と連携し、乳房再建術を行っています。非蝕知石灰化病変に対してはステレオガイド下マンモトーム生検を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 211 2.45 22.48 30.81% 72.23
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 49 2.96 18.67 79.59% 78.08
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 38 3.50 13.55 31.58% 65.47
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 35 1.03 4.40 0.00% 59.31
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 33 3.58 15.27 81.82% 78.64
 当院整形外科の手術においては、進行期〜末期の股関節症や膝関節症に対する人工関節置換術が急増しています。経験豊富なスタッフが、適応を十分に検討し、最新の機種と手法を用いて手術を行っています。周術期の疼痛対策や早期回復のために多くの工夫を行っています。人工股関節全置換術においては、世界に先駆けて、後方筋腱/関節包靱帯を温存するCPPアプローチを用いており、従来の術式よりも早期回復、関節安定や機能の向上が期待されています。また、軟骨が残存する初期〜進行期の関節症に対しては、自分の関節を温存する寛骨臼移動術(骨盤骨切り術)や高位脛骨骨切り術も積極的に行っております。いずれの手術でも低侵襲と患者満足度の向上をキーワードとしております。一方、外傷、骨折の治療においても近年手術材料が非常に進歩しており、最善の治療を目指しています。多くの合併症を有する超高齢者の手術を行うことも増えており、他科と協力しながら総合病院ならではの安全な手術を心がけています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K171-21 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術(下垂体腫瘍) 13 1.15 15.15 7.69% 46.38
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 - - - - -
 下垂体腫瘍の患者さんを多くご紹介いただいており、治療(手術)にあたっています。また、硬膜下血腫や脳動脈瘤、他の脳血管の急性期疾患に対しても、脳神経センターとして、神経内科や救急科、放射線科と連携し多数、診断・治療(手術)を行っています。手術には、ニューロナビゲーション装置や神経内視鏡装置などの装置をいち早く導入し治療にあたっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 19 0.00 1.21 0.00% 57.53
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 18 0.22 1.39 0.00% 67.06
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 17 0.18 1.35 0.00% 43.00
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 14 0.14 1.00 0.00% 40.57
K333 鼻骨骨折整復固定術 14 1.21 1.64 0.00% 25.21
 形成外科の単独での手術症例は、眼瞼下垂症手術や皮膚や皮下の腫瘍の摘出手術が多くなっており、整容面に留意した手術を心掛けています。その他、他の外科系診療科との合同手術等も年々増加しており、乳癌切除後の乳房再建術や頭頸部癌の切除後の再建術等が多くなっています。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 61 1.49 5.95 0.00% 35.49
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 38 1.32 6.08 0.00% 33.53
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) - - - - -
K8721 子宮筋腫摘出(核出)術(腹式) - - - - -
K9091 流産手術(妊娠11週まで) - - - - -
 妊娠初期から分娩、そして産褥期疾患まで、救急疾患を含めて総合的に対応しています。周産期医療連携システムを用いて、地域の診療所との間で患者情報を共有した診療連携を行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 250 1.01 4.90 0.40% 37.61
K872-3 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 128 1.00 1.79 0.00% 39.59
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 107 1.03 5.04 0.00% 46.16
K877 子宮全摘術 104 1.00 7.91 0.00% 46.98
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 85 1.00 4.95 0.00% 37.33
 子宮筋腫、卵巣嚢腫や不妊症といった良性疾患に対して、全国でも有数の腹腔鏡下手術症例数を誇っています。子宮頸部異形成に対して多数例の治療を行っています。初期の子宮体癌に対して腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術を施行しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 183 0.74 3.37 0.55% 72.60
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 25 2.84 10.44 0.00% 61.60
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 10 0.50 1.20 0.00% 73.50
K2683 緑内障手術(濾過手術) - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -
 眼科領域の疾患に対して幅広く治療を行っていますが、白内障の症例が多くなっています。特徴としては、他の病気もあわせもった患者さんが多く、他の専門診療科と連携し治療にあたっています。また、緑内障や網膜硝子体の疾患も患者さんも多く、眼瞼下垂症や眼瞼内反症などの眼瞼疾患の治療も行っております。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 113 1.54 6.46 0.00% 24.37
K319 鼓室形成手術 110 1.46 5.08 0.00% 46.45
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 45 1.58 5.93 0.00% 53.60
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 35 1.54 5.74 2.86% 56.69
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) 22 1.27 3.59 0.00% 56.86
 耳鼻咽喉科疾患の全般に対応しており、多数のご紹介をいただき、手術や治療にあたっています。当科は歴史的にも福岡市内における耳科手術の中心を担う存在と広く認知されています。真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎などの中耳炎に対する鼓室形成術も多数行っており県内でも有数の診療実績があります。鼻副鼻腔手術も県内有数の手術実績があり、慢性副鼻腔炎の手術に加えて、アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術や鼻中隔湾曲の矯正術などの鼻閉に対する手術、鼻副鼻腔腫瘍の手術も行っています。内視鏡下鼻副鼻腔手術は、ナビゲーションシステムを用いてより安全な手術を行っています。
頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 16 1.25 6.44 0.00% 52.44
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 13 2.08 9.62 0.00% 74.54
K342 鼻副鼻腔腫瘍摘出術 - - - - -
K4572 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺深葉摘出術) - - - - -
K4691 頸部郭清術(片) - - - - -
 悪性腫瘍を含めた頭頸部腫瘍の治療に対応しており、多数のご紹介をいただき、治療にあたっています。患者さんの数では、悪性腫瘍(頭頸部外科領域)の治療(手術、放射線治療、化学療法など)にも対応しているため喉頭腫瘍の内視鏡手術を必要とする患者さんを多くご紹介いただいています。頭頸部腫瘍においては唾液腺(耳下腺、顎下腺)の手術症例では福岡県でも有数の症例数となっております。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 19 0.11 1.16 0.00% 55.11
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 19 0.00 1.11 0.00% 57.89
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 12 0.17 1.17 0.00% 57.42
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
 皮膚や皮下の良性腫瘍の摘出手術を多数行っていますが、悪性腫瘍にも対応しており、その診断から切除、および植皮や局所皮弁などで再建を行います(必要に応じて形成外科などの診療科と連携し治療にあたります)。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 59 1.00 2.19 0.00% 65.24
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 27 2.63 5.00 0.00% 76.26
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 10 1.70 3.00 0.00% 72.60
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 - - - - -
 尿管狭窄による水腎症に対して、ステント留置術を多数行っています。また、膀胱の悪性腫瘍の患者さんも多く、経尿道的切除術が総計では最多となります。そのほか腎癌や上部尿路癌に対する腹腔鏡下手術も積極的に行っています。前立腺癌に対しては密封小線源永久挿入を多数行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DIC(播種性血管内凝固)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しました。
○DIC(播種性血管内凝固) 感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当するDPCで高額な点数が設定されています。
○敗血症 感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当するDPCで高額な点数が設定されています。
○その他の真菌感染症 :肺や脳・髄膜、敗血症性疾患以外の真菌による感染症です。
○手術・処置等の合併症 :手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染、体内にある医療機器の不具合などがこれにあたります。合併症はどのような術式でも、どのような患者さんでも、一定の確率で起こり得るもので、医療ミスや医療過誤とは異なります。
○DPCコード14桁あるDPCコードのうち、6桁で集計しています。DPCコード6桁とは病気やけがの種類による分類を表しており、以下の治療方法等の分類はすべてを含みます。
○傷病名 :この指標の場合は、DIC(播種性血管内凝固)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症のいずれかを表します。
○入院契機 :DPCコードにて分類される包括請求の決定の対象となる病気やけが(医療資源を最も投入した傷病名)とは別に、入院の契機となった病気やけが(入院契機傷病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。医療資源を最も投入した傷病名と入院契機傷病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。「同一」ということは、ある病気(この指標の場合は、DIC(播種性血管内凝固)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症)の診療目的で入院して、その病気の治療を行ったということを表します。一方「異なる」ということは、ある病気やけがの診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入院中に発症した違う病気(この指標の場合は、DIC(播種性血管内凝固)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症)による治療が主だったものになってしまったことを表します。
○発生率 :全入院患者さんのうち、該当する傷病名のDPCコードによる請求を行った患者さんの割合です。

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 3 0.02%
180010 敗血症 同一 19 0.16%
異なる 20 0.16%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる 1 0.01%
180040 手術・処置等の合併症 同一 46 0.38%
異なる 7 0.06%
 厚生労働省による平成28年度のDPC対象病院の全体のデータでは播種性血管内凝固症候群は0.16%、敗血症は0.57%であり、当院での発生率は、播種性血管内凝固症候群、敗血症共に低い発生率となりました。両者とも重症な病態であり発生率を減らすことを目標に診療をおこなっていきたいと考えています。
手術処置の合併症の症例はDPC病名と同じであることが多く、合併症の治療が主たる目的として入院されていました。合併症として集計されたものは大腸ポリープ切除後の出血、扁桃摘出後の出血などの手術・治療後の出血(17例)、術後の創感染(9例)、透析患者さんのシャントの合併症(10例)、膝関節、股関節などの人工関節の脱臼やゆるみ(5例)等でした。一定の確率でおこりえる合併症ですが、少しでも減らすように努めていきます。
更新履歴
2018/9/28
平成29年度データ公表(データ:様式1,様式4,Dファイル)