業務は入院診療と外来診療に分かれます。医師スタッフは、常勤の血液専門医5名、レジデント1-2名です。病棟には60-70名の入院患者さんがおられます。血液外来は新患担当、再来担当に分けて、毎日開設しています。
対象疾患は白血球・リンパ球の異常(白血病、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫)、赤血球の異常(各種貧血、再生不良性貧血、多血症)、血小板・凝固系の異常(血小板増多症、減少症、血友病、播種性血管内凝固症候群)等、血液疾患全般にわたります。
病棟では、難治性血液疾患といわれる白血病、悪性リンパ腫の疾患に対し、治癒を目指した化学療法、造血幹細胞移植が積極的におこなわれ、外来では、特発性血小板減少性紫斑病、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群等の比較的穏やかな疾患に対する診断・治療をおこなっています。造血幹細胞移植に関して、その実績は西日本では代表的な病院のひとつです。
浜の町病院血液内科は、病院開院とともに始まった福岡市でも最も伝統ある血液専門科です。平成2年より難治性血液疾患の治癒を目指した造血幹細胞移植が開始されました。兄弟間同種骨髄移植、自己末梢血幹細胞移植に始まり、平成3年には九州骨髄バンク、平成5年には日本骨髄バンクからの非血縁者間移植、平成10年より臍帯血移植、同種末梢血幹細胞移植も開始しました。この約15年間 成人・小児の別なく、当初より自己移植も同種移植もできる国内でも数少ない移植センターとして成長してきています。
同種造血幹細胞移植は、2002年に年間40例、2004年は年間50例を超え、成人の累計が250例を越えました。自己移植もあわせると約350例になります。骨髄バンクでの非血縁者間骨髄移植が多いのが浜の町病院の特徴です。年間20-25例で、これは骨髄バンク年間移植数の約3%にあたります。
現在の無菌室はクラス100が3床、クラス10000が14床の計17床と拡充し、九州一円からの移植ニーズに対応できる体制となっています。
悪性リンパ腫、白血病、再生不良性貧血等、長期間の治療を必要とする場合でも、化学療法、輸血等を入院することなく外来で施行しQOLの改善に寄与しています。また、他院の患者さんが病気の診断、治療方針を十分理解、納得して治療を受けられるようにと、セカンドオピニオンもお受けしております。