浜の町病院消化器内科では胃、腸疾患を中心とした消化器病全般に対し診断および治療を行います。消化器内科の外来診療は月曜から金曜まで毎日行っており上部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査、胃透視などの放射線検査は、絶食で来院していただければ当日に検査を施行できる体制で診療を行っています。なお大腸の内視鏡検査 X線検査は前処置が必要なため予約制となっていますが、毎日できる体制となっています。また休日および時間外はオンコール体制をしいて消化管出血、急性腹症などの急患に十分対応できるような体制を敷いています。胃癌、大腸癌などの消化器癌の手術不能例や再発例に対する抗がん剤による治療は腫瘍内科と密接な連携のもとに診療を行っています。
消化器内科は現在3名のスタッフで診療にあたっており年間入院患者数は約380例で徐々に増加する傾向にあります。
・ 消化器内視鏡関係は年間約4,500例以上の上部消化器内視鏡検査また約1400例の大腸内視鏡検査の実績があります。食道、胃、大腸の早期癌やポリープに対する内視鏡治療および消化管出血、内視鏡治療 消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術など積極的に行い良好な成績をあげています。食道 胃の早期癌の内視鏡的治療に関しては粘膜下層剥離術Endoscopic Submucosal Dissection (ESD)を福岡大学筑紫病院 九州大学の協力を得て施行しており症例も増加してきています。今後、特に早期癌の内視鏡治療の充実を目指しています。
・ 潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患の入院患者も多く新しい治療の導入に努めている。また栄養室の協力を得て食事指導も行い患者教育を行っています。
・ 回診 内視鏡カンファレンスを通じ症例のスタッフで情報を共有化しチーム医療を実践し、外科 放射線科と連携し集学的治療を行っています。
| 平成21年 | 平成22年 | |
|---|---|---|
| 総入院日数 | 386名 | 374名 |
| 平均在院日数 | 7.2日 | 6.0日 |
| 平成21年 | 平成22年 | ||
|---|---|---|---|
| 食道疾患 | 食道癌 | 3 | 8 |
| 食道炎、食道潰瘍 | 0 | 0 | |
| マロリーワイス症候群 | 0 | 3 | |
| その他 | 4 | 0 | |
| 小計 | 7 | 11 | |
| 胃十二指腸疾患 | 出血性消化潰瘍 | 24 | 26 |
| その他潰瘍性疾患 | 6 | 0 | |
| 早期胃癌 | 18 | 22 | |
| 進行胃癌 | 7 | 9 | |
| その他 | 14 | 16 | |
| 小計 | 69 | 73 | |
| 小腸、大腸 | 大腸ポリープ | 139 | 147 |
| 早期大腸癌 | 13 | 11 | |
| 進行大腸癌 | 10 | 13 | |
| 大腸憩室炎 | 14 | 13 | |
| 大腸憩室出血 | 4 | 15 | |
| クローン病 | 10 | 14 | |
| 潰瘍性大腸炎 | 11 | 6 | |
| 感染性腸炎 | 10 | 11 | |
| 虚血性腸炎 | 6 | 11 | |
| イレウス | 28 | 17 | |
| その他の出血 | 15 | 8 | |
| その他 | 26 | 24 | |
| 小計 | 286 | 290 | |
| 肝胆膵疾患 | 胆石、胆嚢炎 | 1 | 3 |
| 膵炎 | 1 | 3 | |
| その他 | 6 | 0 | |
| 小計 | 8 | 6 | |
| 腹膜炎その他 | 11 | 7 | |
| 総計 | 381 | 387 | |
| 紹介 | 計189 | ||

| 平成21年 | 平成22年 | |
|---|---|---|
| 上部ポリープ切除術 | 6 | 7 |
| 上部粘膜下層剥離術 | 17 | 24 |
| 下部ポリープ切除術 | 166 | 175 |
| 内視鏡的止血術 | 92 | 105 |
| 内視鏡的異物摘出術 | 7 | 7 |
| 内視鏡的消化管拡張術 | 66 | 7 |
| 消化管ステント | 2 | 1 |
| 胃瘻造設術、入れ替え | 30 | 32 |
| 静脈瘤治療 | 21 | 29 |