食道がん

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食道がんについて

全てのがんの患者さんは、この30年間増加し続け約2.5倍となっています。増加の主な原因は人口の高齢化であり、食道がんも高齢者の割合が増加するものと思われます(図1)。国立がんセンター「2018年のがん統計予測」では、2018年に食道がんと診断された方は約2万2千人で、50歳代から特に男性で罹患率が高くなり男性1万9千人、女性3千人と報告されています。2018年に食道がんで死亡された方は約1万1千人でした。食道がんになるリスクを高める因子としては、飲酒と喫煙が挙げられ、飲酒により体内に生じるアセトアルデヒドは発がん性の物質であり、その酵素活性が弱い人は食道がん発生の危険性が高まることが報告されています。

食道がん罹患数 高齢化の推移

食道がんの症状

食道がんは、早い段階で症状を自覚することは少なく、早期発見の機会は、検診での内視鏡検査や上部消化管造影検査によります。食道がんに伴う症状は飲食時のつかえる感じ、胸や背中の痛み、悪心嘔吐、吐血など食道自体の症状、咳、声のかすれ、血痰喀血、呼吸困難など周囲臓器の症状、食欲不振、体重減少、貧血など全身症状に分けられます。

食道がんの診断

食道がんの検査では、1)食道がんを確定する検査(内視鏡検査と上部消化管造影検査)と治療方針を決定するために2)食道がんの進行度を診断する検査(CT, MRI, 超音波, PET検査など)を行います。がんの進行度(ステージ) を決めるために、これらの検査を受けて最もふさわしい治療法を選びます。

食道がんの治療法

食道がんの治療には、内視鏡的治療、手術治療、放射線治療、化学療法(抗がん剤)の4つがあり、それぞれの特長を生かしながら、単独または組み合わせた治療を行います。食道粘膜の表層にとどまるがんでは内視鏡での治療が可能ですが、食道がんは比較的早期(表在がん)に見つかったとしてもリンパ節転移している可能性があり、遠隔臓器への転移(肺、肝臓など)のない食道がんに対する治療はがんを取り除く切除が有効です。

当院の食道がん治療

1)内視鏡的切除術:食道癌診療ガイドラインに準じ、深達度(病変の深さ)と進展度(病変の広がり)に応じて適応を判断し治療しています。食道がんは超高齢者や重篤な合併症を有する場合が多く、その全身状態に応じた治療を行なっています。

2) 食道がん手術:胸部操作(食道亜全摘、縦隔リンパ節郭清)、腹部操作(再建臓器作成、腹部リンパ節郭清)、頸部操作(消化管再建吻合、頸部リンパ節郭清)を連続して行います。当院では、胸部操作・腹部操作は1cm前後のポートを利用した胸腔鏡・腹腔鏡手術を2005年より導入しており、大きく切開する開胸開腹手術に比べ、術後の痛みが少なく、呼吸器合併症が少ないことで身体の回復が早い利点があります。2009年からは胸部操作を全例胸腔鏡手術で行っており手術侵襲の軽減と拡大視効果によるがん根治性の向上に努めています。

食道がん治療の図

3)食道癌診療ガイドラインで、ステージII、ステージ III進行食道がんの標準治療は 先に化学療法を行いその後根治手術を行うことが推奨されています。当院でも腫瘍内科医と連携をとり術前化学療法を行い、画像による効果判定後、食道がん手術を行っています。

4)食道がんは、頭頚部がんや胃がんなどの重複がんが多いとされその割合は20-30% との報告があります。重複がんの有無は治療方針や手術法に影響を与えるため十分な検査が必要となります。それぞれのがんの進行度により切除(内視鏡的または手術)、化学療法±放射線治療の選択を行います。患者さんによっては頭頚部外科や形成外科との合同手術が必要となる場合もあります。

食道がん外科手術は、侵襲が高い治療となるため、麻酔科による周術期管理、救急科による集中治療管理、リハビリテーション科による術後嚥下・呼吸リハビリテーション、栄養管理、退院後の社会的ケアなど多職種の関与が必要であり、当院では福岡県指定がん診療拠点病院として全ての準備が整っています。食道がんという病気と、手術や治療法について十分な知識と経験を持った医師が担当していますので、安心して受診してください。

初診受付時間のご案内 schedule

平日(月~金) 8時30分~11時

上記以外の初診受付

  • 形成外科は月、水、金のみ
  • 整形外科は月、水、金のみ 8時30分~10時30分まで(火、木は11時まで)
  • 産婦人科は火、木のみ8時30分~10時30分まで(月、水、金は11時まで)
  • 耳鼻咽喉科・頭頸部外科は水曜日休診
  • 眼科は火曜日休診
  • 乳腺外科は紹介状をお持ちの方のみ木曜13時~14時受付
    ☞二次検診(検診後の要精密検査)は月~金曜8時30分~11時受付
  • 産婦人科、皮膚科、整形外科、総合診療科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の受診時は必ず紹介状が必要です

※必ず保険証をご持参ください。

休診日

土・日・祝日 年末年始(12月29日~1月3日)
※但し救急の患者さんは救急外来にて診療いたします。

面会時間

  • 平日(月~金)13時~19時
  • 土・日・祝日 11時~19時

新型コロナウイルス感染症対策のため原則面会禁止です。
荷物(洗濯物等)の受渡しが必要な場合は、平日、土、日、祝日とも13時~16時の間とさせていただきます。

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